ストリートダンスのジャンルについてはハッキリとジャンルやスタイルとして分かれているものから曖昧な定義となっているものまで様々なジャンルが存在します。
それぞれのジャンルごとに文化や派生などが異なるため、似たカルチャーを持ったジャンルがあったり、新しく学ぶ際にジャンル同士の相性があったりと知れば知るほど新たな発見があります。
今回はそんなストリートダンスのジャンルについて、代表的なものをいくつかピックアップしてご紹介したいと思います。
今後、「新しいスタイルに挑戦したいという方」や「ダンスについてもっと知りたい」という方は是非今回の記事を参考にしてみてください。
ソウルダンス(SOUL)
「ソウルダンス(Soul Dance)」とは、ソウルミュージックのリズムに合わせて踊るブラックカルチャーを代表するダンスです。
ソウルダンスという明確なジャンルは存在せず、ソウルダンスが生まれた当時のソウル・ミュージックに合わせて踊るダンスを総称してソウル・ダンスと呼ばれています。
ソウルダンスは様々なストリートダンスの誕生やその基礎に通じており、「SOUL TRAIN」をきっかけに日本はもちろん世界でも話題となりました。
ロックダンス(LOCK)
ロックダンス(lock, lockin’, locking, lock dance)は、ドン・キャンベルによって生み出された鍵をかけるようにロックする動きが特徴のダンスです。
アップのリズムに合わせたやリズミカルな動きやトゥエルやロックなどの突然静止する動き、飛び道具のような大胆な技やコミカルな表情で披露されるアニメのような動きなどエンターテイメント性のあるジャンルです。
ポップダンス(POP)
ポップダンス(pop, poppin’, popping, pop dance)は、カリフォルニア・フレズノ出身の「ブーガル・サム(Boogaloo Sam)」と「ポッピン・ピート(Popin’ Pete)」によって生み出された体の筋肉を弾くような動きや関節がないような滑らかな動きが特徴のダンスです。
ブガルーやアニメーションなど様々なスタイルが生み出されており、「SOUL TRAIN」や映画「ブレイクダンス」で披露されたことやマイケルジャクソンが踊っていたことでも有名です。
ワック・パンキン(Waack・Punking)
ワック・パンキン(Waack, Waacking, Wack Dance・Punking, Punk)は、モデルのようなセクシーなポーズやターンを決めたり腕を鞭のように振り回したりするダンス。
ゲイ文化が発祥のジャンルで、「SOUL TRAIN」や「Diana Ross(ダイアナ・ロス)」のショーのバックダンサーとして披露されたことで大きく広まりました。
ブレイクダンス(BREAK)
1970年代頃のアメリカの東海岸で生まれたヒップホップ文化が発祥のダンスで、フロアを使った素早いフットワークやアクロバティックな動きなどが特徴です。
大きくエントリー・フットワーク・パワームーブ・フリーズの4つの要素があり、レッドブルによる世界大会が行われたりオリンピックに選出されるなど日々その注目が高まっている、いま世界で最も人口が多いストリートダンスジャンルです。
ヒップホップ(HIPHOP)
ヒップホップは本来そのカルチャー全体を指す名前で、現在使われているストリートダンスのジャンルとしてのヒップホップという名前は「ニュージャックスイング(New Jack Swing)」というテディー・ライリーが流行らせたスタイルが元になっている、ヒップホップの音楽に合わせたフリースタイルなダンスのことを指します。
日々新しい解釈やスタイルが生まれているため、その派生や種類もとても多く分類するのがとても難しいジャンルです。
クランプ(KRUMP)
クランプ(KRUMP)は、ロサンゼルスで「Clown(クラウン)」というダンスを元に生まれたストリートダンスです。
治安が悪く厳しい環境から生まれたジャンルで、相手を威嚇したりしながら自分の感情を強く表現して踊るのが特徴で、ストンプ・チェストポップ ・アームスイングなどの動きが有名です。
ハウスダンス(HOUSE)
ハウスダンスは、軽やかなステップな素早い足捌き、流れるようなフロアが特徴的なストリートダンスで、テンポが早くリズミカルなクラブミュージックであるハウスミュージック(HOUSE MUSIC)という音楽に合わせて踊るダンスです。
ヒップホップと同様に自由度が高くフリースタイルなダンスで、足を強く踏み鳴らすストンピング(STOMPING)や床の上を滑るように動くフローティング(FLOATING)などのスタイルがあります。
【まとめ】それぞれのジャンルについてもっと知ろう!
いかがでしたでしょうか。今回は、ストリートダンスのジャンルついてご紹介しました。
ダンスの知識をつけるためにも、ダンスをもっと楽しむためにも多くのジャンルやスタイルに触れるというのはとても重要なことだと思います。
読者の皆さんも様々なジャンルやその文化についてもっと調べて興味を持っていただけると幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!