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ロックダンス(LOCK DANCE)とは?歴史と特徴、おすすめの動画や音楽

みなさんは、「ロックダンス」というダンスを聞いたことがありますか?

「ロックダンス?ロック音楽に合わせて踊るってこと?」という声が聞こえてきそうですが、実はロックダンスの「ロック」は“Rock”ではなく”Lock”なんです。

その名の通り、まるで鍵をかけたように体を静止させる(Lockする)振り付けに特徴があることから、このような名前がついています。

実はジャニーズや坂道といった日本の有名アイドルの振り付けにも部分的に取り入れられており、ロックダンスという名前を知らなくてもその動きは見たことがある、という方は意外と多いのかもしれません。

今回は、そんなロックダンスについて、歴史や特徴を、動画や音楽と共に紹介していこうと思います。

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ロックダンス(LOCK DANCE)とは?

ロックダンスは、先ほどご紹介したように、ダンスの中でまるで体に鍵をかけたかのように静止する振り付けが特徴的な、ストリート発祥のダンスです。

「LOCK DANCE(ロックダンス)」という呼び方以外にも、単に「LOCK(ロック)」とだけ呼ばれたり、「LOCKIN’(ロッキン)」と呼ばれたりすることもあります。

また、ロックダンスを踊るダンサーは、「LOCKER(ロッカー)」と呼ばれることが多いです。

数あるストリートダンスのジャンルの中でも「オールドスクール」に分類されるダンスジャンルであり、長い歴史を持っています。

オールドスクールとニュースクールの違い、ミドルスクールって何?|ストリートダンスの種類

本サイトで「オールドスクール」、「ニュースクール」について紹介した記事です。興味が湧いた方は是非こちらの記事もご覧ください。

ロックダンスの歴史

ロックダンスは、1960年代後半に流行した「ファンキーチキン」というダンスを、ダンサーであるドン・キャンベルが練習している中で生まれたとされています。

ファンキーチキンというダンスは、滑らかに手足を連動させるダンスなのですが(結構シュールな動きです)、ドン・キャンベルはこのダンスをうまく踊ることができず、動きを切って所々静止させながら練習していたそうです。

これを見ていた仲間のダンサー達が面白がって真似したことで、それがロックダンスというジャンルになったと言われています。

その後ドン・キャンベルは仲間達と「THE LOCKERS」というダンスチームを結成。そのチームが何度かテレビに出演したことで、ロックダンスという新しいジャンルはアメリカ中に広がっていきました。

日本での認知のきっかけは、「THE LOCKERS」のメンバーであるTONY GOGOが、九州に引っ越してきて、そこでロックダンスを教え始めたことです。

更にはTONY GOGOの実の息子である2人組ダンスユニットのGOGO BROTHERSが、世界大会で優勝や準優勝といった好成績を多数生み出したことで、日本での認知度も高まっていきました。

TONY GOGO(緑色のTシャツ)とGOGO BROTHERSが2014年に中国のイベントで披露したダンスです。

黎明期から活躍しているTONY GOGOも全くスキルが衰えていないように見えますね。

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ロックダンスの基本的な技

ここからは、ロックダンスの基本的な技について簡単に紹介していきます。

ロックダンスは他のストリートダンスと異なり、多くの動きが形を決められた「技」として存在しています。(もちろん上級者はオリジナルの動きも取り入れています。)

他のジャンルだと「技」として認知されていない細かい動きなども多く、お手本を探すのに苦労するのですが、その点ロックダンスはYouTubeなどでもお手本となる動画を見つけやすく、新しく始める人にとっては練習しやすいジャンルと言えるでしょう。(これがアイドルの振り付けにも取り入れられている理由でもあります。)

ここで紹介する動きをなんとなく真似してみるだけでも、ダンスらしい動きに見えると思いますので、是非挑戦してみてください。

ロック

まずはロックダンスの名前の由来にもなっている技「ロック」です。

この画像のように、体を軽く丸め、肘を張りながら体を静止させます。

ダンスの中で音楽に合わせて「カチッ」と一瞬体が止まると、音に乗っている雰囲気が生まれてGoodです。

ロックのシルエットはダンサーによって多少異なりますが、ロックダンスのかっこよさを決める大切な要素ですので、鏡を見てしっかりと研究すると良いでしょう。

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トゥエル

トゥエルは、頭の横で肘を張りながら両手、あるいは片手をクルクルと回す動きです。

トゥエル単体だけでなく、ステップ等と組み合わせて他の技にも取り入れられている動きなので、ロックダンスにおいては練習必須の技となります。

先ほどのロックと合わせて、トゥエル→ロック、という流れで使われることも多いですね。

この方々のようにハイレベルなダンサーの動きになると、ロックもトゥエルも動きの中にスムーズに取り入れられすぎていて、技として区切って認識するのは難しいレベルになります。

ロックやトゥエルをステップなどの動きの中に自然にできるようになれば、中級者の仲間入りだと思います。

クロスハンド

次はクロスハンドという技になります。

先ほど紹介した「トゥエル」を使っていますし、ステップも踏んでいるので、先ほどの2つの技と比べて難易度は上がります。

しかしその分、この技ができると「ロックダンスを踊っている感」があるので、自分でもダンスが上達したことを実感できる技だと思います。

筆者はこの技を教えてもらった時、「ロックダンサーっぽい自分」を見るのが楽しすぎて、鏡の前でこの技をずっとやっていました。ある意味思い出の技です(笑)

スキーターラビット

最後に紹介するのは軽快なステップであるスキーターラビットです。

この動画で紹介されているように、スキーターラビット→スクービードゥ、という一連の流れで使われていることが多いように感じます。動きの流れとして一緒に覚えてしまうと良いでしょう。

動画をご覧になるとわかりますが、今までの技とは異なりステップがメインの技になります。

その為ダンスに不慣れな方は慣れるまで難しく感じるかもしれませんが、できるようになると「踊っている感」も強く、楽しく練習できる技です。

バトルでもショーケースでも多用されるステップなので、ロックダンスのステップの入り口として練習してみてください。

技の紹介は以上になります。

しかし動画を見てもらえればわかりますが、ロックダンスにはまだまだ非常に多くの動きが存在しています。

しかし、最初に紹介したようにその多くは「技」として確立されていますので、比較的簡単に調べてお手本を見つけることができます。

是非、自分なりに調べて練習し、動きのバリエーションを増やしてみてください。

できる技が増えると、自分の上達を感じられますし、モチベーションも湧いてくると思います!

ロックダンスの服装

ロックダンスを踊るロッカー達は、どのような服装で踊っているのでしょうか。

ここまでこの記事を読んでくださった方ならお気づきかもしれませんが、ロックダンスは服装に特徴があります。

一般的にストリートダンスというと、キャップをかぶり、大きめのTシャツを着て、太めのデニムを履く、みたいなスタイルを想像されると思います。

しかしロックダンスでは、衣装としてハットやベスト、時にはセットアップなど、綺麗めなスタイルが用いられることが多いのです。

他のストリートダンスに比べて、ショーケースを行うことが多いため、衣装に統一感を持たせる為にこうなったのではないかと考えられます。

有名なロックダンサー達

海外のロックダンスチーム

THE LOCKERS

ロックダンスの歴史の部分でも登場した、伝説のロックダンスチームです。

ロックダンス創始者のドン・キャンベルを中心に活動し、テレビ出演等を通してロックダンスを1つのジャンルにまで昇華させました。

日本のロックダンスチーム

BE-BOP CREW

福岡出身のYOSHIBOW 、SEIJI、RICKYの3名で結成された、日本を代表するロックダンスチームです。

ニューヨークの歴史あるクラブ「アポロシアター」で行われるダンスコンテストで、日本人として初めての準優勝を飾りました。

SHUFFLE!!

Kenzo、hicky、Tauto、Enoyu、soriの5人で2005年に結成されたロックダンスチームです。

KenzoさんはDA PUMPとしても活動されている為、音楽番組等で見たことある方も多いのではないでしょうか。

Hilty & Bosch

Hilty & BoschはZINとYOUの2人からなる大阪発のロックダンスユニットです。

2005年にイギリスで開催されたUK B-Boy Championshipの初代王者となり、世界中のダンスシーンに活躍の場を広げました。

ロックダンスのおすすめ曲

Get Up (I Feel Like Being A) Sex Machine / James Brown

Soul Power / James Brown

Only So Much Oil In The Ground/ Tower of Power

A Little Less Conversation / Elvissle Prey

Big Breakdown / Hans & Candy Dulfer

How Gee / Black Machine

まとめ

出典:NOAダンスアカデミーコツを押さえて上手くなる!ロックダンスの基本ステップ・振付の基礎 【NOAダンスアカデミー】東京のレッスンスタジオ

いかがでしたでしょうか。今回は、ロックダンスの特徴や歴史、技について紹介致しました。

ロックダンスは、ダンスシーン以外でも見かけることが多いですし、ダンス人口も多い人気のジャンルです。

あくまで筆者の体感にはなりますが、大学生からダンスを始める人の中でもロックダンスは非常に人気で、どこのダンスサークルに聞いてもロックの人数はかなり多かった記憶があります。

そんなロックダンスに少しでも興味を持って頂けたら嬉しいです。

本記事を最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

<参考サイト>

ロックダンス(Lock Dance)とは?歴史や基本動作、代表曲まで徹底解説!

②Be Bop Crewについて

③ダンサーに超おすすめ!かっこよくて癖になるロックダンス定番曲 20選!

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