「ダンスを始めたはいいものの自主練する場所が近所にない」という方や「家以外で練習できるいい場所はないだろうか」と疑問に思っている方は多いかと思います。
筆者自身も様々な練習場所を探して歩き回った思い出やダンス仲間の友人に良い場所はないか聞いてまわったことがあり、ダンスの練習場所については全てのダンサーの悩みの種かもしれません。
引っ越しをした後などの環境の変化によってダンスがあまりできなくなったという人もいて、練習場所がないからダンスができないというのは非常にもったいないですよね。
そこで今回はダンスをするのに最適な場所やその事例をなるべく読者の皆さんにわかりやすく紹介すると共に、利用する際の注意点などについても解説していきたいと思います。
練習場所を選ぶ際の注意点
まず初めにとても重要なダンスの練習場所を選ぶ際の注意点について解説していきます。
とても重要なことなのでここで解説するポイントは必ず守るようにお願いします。
注意を怠ると、他人に迷惑がかかるばかりか「二度とその場所が使えない」ということになりかねないのでしっかりと気をつけて練習をするようにしましょう。
今回は注意するポイントとして以下の3つを紹介します。
- 音量に気をつける
- 騒がない&ゴミを残さない
- 注意された場所は使わない
音量に気をつける
まず、ダンスを練習する際は「音を出す」ということがほとんどだと思います。
基本的に練習場所の周囲に住んでいる人や通行人にとってその音は「騒音」として捉えられてしまいます。
そのため、練習する際の音量は必ず周囲に迷惑のかからない音量にするよう心がけましょう。
騒がない&ゴミを残さない
練習場所を使ってダンスをする際は利用マナーに気をつける必要があります。
集団で騒いだりゴミを残したりと利用マナーが悪いと、近隣住民の方や通行人の方に通報されてしまいます。
せっかく利用可能な練習場所だったのに、一部の素行が悪いダンサーのせいで利用できなくなってしまった練習場所は実際にいくつかあり、大抵の場合は張り紙や注意事項として掲載されている場合がほとんどです。
練習場所を減らさないためにも、利用する際のマナーには十分気をつけましょう。
注意された場所は使わない
ダンスを練習する際は自分の所有している敷地ではない限りは、公共施設やダンスの専用の場所で練習することがほとんどだと思います。
警備員や通行人、他の利用者などにマナー違反や使ってはいけない場所だと注意された場合は、しっかりと謝罪をした上でその場所は今後使用しないようにしましょう。
注意されても改善せず使用を続けていると、世間的なダンサーのイメージが悪くなりますますダンスをするための環境がなくなっていきます。
ダンスシーン全体のイメージ向上のためにも、今後のダンス環境の確保のためにも注意された際の対応には気をつけるようにしましょう。
ダンスの練習場所一覧
ダンススタジオ
ダンスの練習場所で一番メジャーな場所といえば「ダンススタジオ」。
レンタル専門のスタジオやレッスンの無い時間帯などに貸し出しているスタジオなど様々で、ダンスのための設備が完備されているためダンサーにとって最も最適な練習場所と言えるかもしれません。
深夜帯は比較的安く借りることができるスタジオが多く、扇風機やエアコンなどで暑い夏でも快適にダンスを練習することができるのが魅力です。
一方でレンタル料金がある程度かかり練習時間も決められている他、事前にネット予約や電話などでレンタル予約をする必要があるなどのデメリットもあります。
ダンススタジオの例
- ノアスタジオ
- BUZZレンタルスタジオ
- スタジオミッション
- studio worcle
- スプラウトダンススタジオ
- スタジオアッシュ梅田
- など…
公民館・体育館
ダンスの練習場所としてこちらも多く利用されている「公民館」や「体育館」。
主に団体での練習で使用されることが多いですが、施設によって個人でも十分利用することができます。
公民館や体育館は無料で利用できる場所があり有料でも他の場所に比べて比較的安い料金で利用することが可能です。
ダンス以外にスポートをして楽しんだりと色々な使い方もできるのも大きな魅力です。
公民館・体育館の例
- 墨田区総合体育館
- 調布市文化会館
- 武蔵野総合体育館
- 江戸川区総合体育館
- 港区スポーツセンター
- 西原総合教育施設
- など…
音楽スタジオ
主にバンドやミュージシャンの練習で用いられる「音楽スタジオ」ですが、音楽専門のスタジオということで音を大音量で流すことができるためダンスの練習でも利用されることが多いです。
最近では、「ダンス練習もできます!」と公式のホームページで宣伝しているスタジオも多いため、利用するダンサーも多くアウェー感はほとんど感じることなく利用することができます。
また、実際に知り合いのミュージシャンに演奏をしてもらいながらダンスを楽しむセッションスタイルなども人気で、ラッパーを招待して歌ってもらいながらその歌に合わせてダンスをするなど様々な楽しみ方ができるのが特徴です。
一方で、レンタル料金などがそこそこかかってしまうというデメリットもあります。
音楽スタジオの例
- SOUND STUDIO NOAH(サウンドスタジオノア)
- REFLECT STUDIO(リフレクトスタジオ)
- SOUND STUDIO REVIVAL(サウンドスタジオリバイバル)
- BASS ON TOP(ベースオントップ)
- など…
駅地下・駅前
ストリートダンサーが古くから利用していてブレイクダンサーを始め一部のダンサーたちに好まれている「駅地下」。
交通の便が良くフロアがしっかりと整備されているため、フロアムーヴを多用するダンサーが頻繁に利用しています。
しかし、駅の警備が厳しいところなどではダンスが禁止されていることが多く、また以前のダンサーのマナーの悪さなどが原因で一部利用できなくなった場所が増えています。
駅地下を利用する際は人通りなども多いため、特に利用マナーなどにはしっかりと気をつけてリスペクトを持って利用したいですね。
駅地下・駅前の例
- 池袋駅
- 北千住駅
- 溝ノ口駅
- 高井戸駅
- 浦和駅
- 川越駅
- 横浜駅
- など…
公園
いつでも気軽に練習ができて緑が多く開放的な空間が気持ちの良い「公園」。
多くのダンサーが昔から練習している聖地のようになっている場所もあり、ジャンルを問わず様々なダンサーが利用しているのも特徴的。
コンクリートや芝生などの地面は踊りづらさもあり、ブレイクダンサーなどのフロアを多用するダンサーには少し厳しい環境ですが、それでも多くのダンサーが練習やフリースタイルセッションなどで利用しています。
公園の周りの環境などによってはあまり音を出したりすることができない場所もあるため、しっかりと周囲の環境を確認するようにしましょう。
公園の例
- 上野公園
- 代々木公園
- 長居公園
- 扇町公園
- 葛西臨海公園
- 浦安市運動公園
- など…
路上・ビル裏
夜になると雰囲気があり撮影などでも愛用されている路地裏などの「路上」や、場所によっては鏡があるため昔から多くのストリートダンサーに利用されている「ビル裏」。
新宿の安田ビルや中野ゼロホールなど有名なスポットが多いですが、練習場所として利用できるポイントは非常に少ないです。
基本的に私有地であることが多いため無断で利用すると問題になるケースがあるので、新しいポイントを探す際は十分に気をつけましょう。
路上・ビル裏の例
- 旧安田火災ビル
- 中野ゼロホール
- 大宮ソニック
- 横浜ルミネ
- 東京芸術劇場
- など…
自宅・庭
最後は、最も手軽に練習できる「自宅」。
誰でも一度は家で踊ってみようと思ったことがあると思います。
ただし、一人暮らしの賃貸の場合やアパート・マンション暮らしの場合だと近所の方の迷惑になったりして踊りづらいところ。
駐車場や庭・ベランダのスペースを見つけてひっそりと練習するしかない場合がほとんどですが、室内でも基礎練などの地道な練習にはぴったりです。
自宅・庭の例
- 自室
- 玄関
- 庭・ベランダ
- 駐車場
- など…
【まとめ】マナーを守って自由に練習!
いかがでしたでしょうか。今回は、ダンスにおすすめの練習場所について説明しました。
ダンスの練習場所は日に日に減少しているように感じますが、一方で都市開発の影響で新しく練習できそうなポイントが増えているのも事実です。
特に海側の埋立地などは土地が広く踊れそうな場所が多くなっている気がするので、これを機に新しい練習場所を探してみてはいかがでしょうか?
今回の記事が少しでも皆さんのお役に立てば幸いです、最後までご覧いただきありがとうございました!