ダンスといえば音楽、ミュージックが大切!
屋外や自宅で練習するときに便利なスピーカーですが、「いろいろな種類のスピーカーがあってどれを選べば良いか分からない!」と思っている方が多いのではないでしょうか?
そこで今回は、現役のストリートダンサーでたまにDJとしても活動している音楽&ストリートカルチャー好きの筆者が、おすすめのダンス用スピーカーをその種類や選び方と共にご紹介します!
気になるスピーカーがあれば是非いろいろ試してみてください!
ダンス用スピーカーの種類
スピーカーには様々な種類のスピーカーがありますが、今回はダンスの練習に利用しやすい「ポータブルスピーカー」に絞ってご紹介していきたいと思います。
ポータブルスピーカーの中にもそれぞれ搭載されている機能や対応している用途などが異なるため、まずはそれぞれどのようなスピーカーの種類があるのか、わかりやすく簡潔にご紹介していきたいと思います。
Bluetoothスピーカー / 有線スピーカー
ポータブルスピーカーには有線で音楽プレーヤー(スマートフォンやPCなど)と繋ぐタイプの有線スピーカーと、Bluetoothなどの電波で繋ぐワイヤレススピーカーの2種類があります。
基本的にダンスシーンで利用する際はどちらでも問題はないですが、現在はほとんどのポータブルスピーカーはワイヤレスですので、使いやすさの面からもワイヤレススピーカーを選んで問題ないでしょう。
ただし、動画の視聴が多い方で、画面と音楽のズレが気になる方は有線スピーカーを選ぶと良いです。
ステレオスピーカー / モノラルスピーカー
スピーカーにはステレオ再生に対応したステレオスピーカーと非対応のモノラルスピーカーがあります。
ステレオスピーカーはモノラルスピーカーよりもサイズが大きくなってしまう一方、音に立体感を出したり、高音質で再生することができるためダンサーの方にはステレオスピーカーがおすすめです。
しかし、スピーカーによっては、2台を接続して臨場感を出しながらステレオスピーカーとして利用することができるものもあるため、そういったタイプのスピーカーでも問題なく利用できるでしょう。
防水・防滴・防塵スピーカー
屋外でスピーカーを利用することの多いダンサーにとって、防水や防塵など機能はとても重要です。
防水・防塵は、「IP(International Protection)」と呼ばれる規格で表されており、「IP〇〇」という表示でそのスピーカーの防水・防塵を知ることができます。
○部分の1つ目が防塵、2つ目が防水の性能を表しており、防水性能は0~8級、防塵性能は0~6級と定められています。数字が大きくなるとそれだけ防水・防塵性能が高いです。
例えば、防塵性能が4級で防水性能が6級の場合は「IP46」と表されます。また、「IPX7」や「IP5X」などの「X」を用いた表示は防水・防塵のどちらか一方のみを表す際に用いられます。
パッシブラジエーター搭載スピーカー
「パッシブラジエーター」とは、主に低音域の増幅や補強を行うことができるスピーカーユニットで、パッシブラジエータを搭載しているスピーカーは迫力のある重低音を表現することができます。
パッシブラジエーター搭載スピーカーの中には、パッシブラジエーターを2つ搭載することで低音域の表現をより豊かにした、「デュアル・パッシブラジエーター」を搭載したスピーカーなどもあります。
ダンス用スピーカーの選び方
続いて、ダンス用スピーカーの選び方について解説していきたいと思います。
ダンス用スピーカーを選ぶ際は、「予算」「使う場所」「聴く音楽」に合わせて選ぶのがオススメです。
予算については皆さんのお財布事情に任せるとして、「使う場所」と「聴く音楽」について説明します。
まず「使う場所」ですが、主に野外で使用するか屋内で使用するかに合わせて、防水・防塵性能や持ち運びやすさ・重さなどから選ぶと良いでしょう。
例えば、主に公園などの場所で利用する方で外出時間が長い方などは、防水・防塵性能が優れた長時間再生可能なスピーカーを選ぶと良いです。
次に、「聴く音楽」ですが、スピーカーには強い重低音が特徴的なスピーカーや中高域が得意なスピーカーなどそれぞれ特徴があり、スピーカーで流そうと思っている音楽も選ぶスピーカーによって聞こえ方が全く異なります。
重いビートの曲が多い方は低音強化のスピーカー、ボーカルがメインの曲が多い方は高音質なスピーカーを選ぶと良いでしょう。
ダンス用のおすすめポータブルスピーカー
ここまで、ダンス用スピーカーの種類やその選び方について解説してきました。
ここからは実際にオススメするスピーカーをそれぞれ価格帯別にご紹介していきますので、紹介したスピーカーの中からご自身の予算に合ったスピーカーを自由にお選びください。
【5000円~1万円前後】
【JBL】JBL FLIP5
ダンサーの間で人気の高い「JBL FLIPシリーズ」の中でも、発売が新しいのにも関わらず8,000円前後とお手頃な値段が魅力のポータブルBluetoothスピーカー。
ペットボトルと同じように扱える他、防水性や耐久性も十分にあり壊れにくいため「使いやすさ」も魅力で、筆者もこのスピーカーを練習用として愛用しています。
また、JBLのスピーカーはダンス系の音楽が聞き取りやすく中高音も綺麗に聴こえるのが特徴ですが、このFLIP5は今までよりも低音の迫力が強化されています。
値段がある程度安くて音質も良い「コストパフォーマンス」を重視する方におすすめのスピーカーです。
【Anker】Soundcore 3
とにかくコストを安く抑えたいという方におすすめなのがAnkerの「Soundcoreシリーズ」です。
5,000円前後と低コストにも関わらず、Soundcore独自技術の「BassUpテクノロジー」や「デュアルパッシブラジエーター」を搭載しているため、深みのある重低音を楽しむことができます。
再生時間や防水機能なども備わっているため、ダンスの練習などでも問題なく利用することができます。
【SONY】SRS-XB23
ポータブルスピーカーの領域でも高品質な商品を生み出し続けるSONYの筒型ワイヤレススピーカー「SRS-XB23」。
「X-Balanced Speaker Unit」というスピーカーユニットにより、綺麗な中高音と力強い重低音を両方聴くことができる他、低音を強化する「EXTRA BASSモード」を利用することでさらに重低音なサウンドを楽しむことができます。
また、タテに置いてもヨコに置いても、どちらでも高音質なサウンドを再生することができるので使いやすさも優れたスピーカーです。
綺麗なサウンドのSONYのスピーカーが好きで、予算が1万円ほどの方におすすめのスピーカーです。
【1万円~3万円前後】
【Bose】SOUNDLINK MINI II Special Edition
迫力の重低音が人気のBOSEによる「SOUNDLINK MINI II」が改良され、新しく発売された「SOUNDLINK MINI II Special Edition」。
値段は2万円ほどで、前作の「SOUNDLINK MINI II」より少し高くなった程度。
パッシブラジエーターが向かい合わせに配置された「デュアルパッシブラジエーター」が搭載されており、コンパクトな小型サイズながら深みのある重低音を再生できるため、ヒップホップビートやハウスビートなどの低音を心地よく聞きたいという方におすすめのスピーカーです。
【JBL】JBL CHARGE 5
「JBL FLIPシリーズ」にモバイルバッテリー機能が付き駆動時間や耐久力なども強化されている「JBL CHARGEシリーズ」の新作としてリリースされた「JBL CHARGE 5」。
JBLのサウンドクオリティを保ちながら、IP67基準の防水・防塵対応や長時間再生に対応しており、「JBL CHARGEシリーズ」はモバイルバッテリーとしても利用することができるのが魅力です。
防水対応のUSB-Cの端子がついており、外出先でスマートフォンや小型カメラの充電などに使えるので、練習や深夜イベントなどで長時間外出することが多いダンサーにはぴったりのスピーカーです。
15,000円前後の価格でJBLのスピーカーとモバイルバッテリーの両方の機能が使えるのですから、お得な一台と言えるでしょう。
【SONY】SRS-XB43
SONYの「SRS-XBシリーズ」の新作として話題を呼んだワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-XB43」。
過去のSRS-XBシリーズは新作が出る度に見た目がカッコ良くなり機能が充実しているため、SRS-XB13が7,000円、SRS-XB23が1万円、SRS-XB33が17,000円前後と値段が上がり、今回のSRS-XB43は2万円強となりました。
SRS-XB23にも搭載されている「X-Balanced Speaker Unit」や「EXTRA BASSモード」に加えて、新設計された「Φ約20mmのトゥイーター」やライブ会場にいるような臨場感を実現した「ライブサウンドモード」を搭載しています。
「ライブサウンドモード」を利用してボーカルの声が心地よく聞いたり、「EXTRA BASSモード」で重低音を楽しんだりと、音楽に合わせてモードを切り替えて利用できるのが魅力です。
【まとめ】高音質&重低音のスピーカーを使って、ダンスをもっと楽しもう!
いかがでしたでしょうか。今回は、ダンスシーンにおすすめのスピーカーやその選び方についてご紹介しました。
スピーカーは様々な種類があり、日々新しく質の高いスピーカーが開発されていますが、どれを選べば良いか本当に迷ってしまいますよね。
筆者としては、現在販売中のスピーカーでも十分音質が良く耐久性もかなり高いので、とりあえず安いスピーカーを買うよりも、ある程度良いスピーカーを買って長く使うことをお薦めしています。
皆さんも気になるスピーカーがあれば是非購入して、より良い音楽と共に日々のダンスライフを充実させてみて下さい。
本記事を最後までご覧いただき、ありがとうございました
【参考文献・書籍・記事】