自身の練習記録やSNSへの公開、ダンスレッスンでの撮影などダンサーの方であれば一度は購入を考えたことがあるカメラですが、ダンスシーンの個人利用に一番おすすめなのは使い勝手の良いアクションカメラです!
今回は、ダンサーの方におすすめのアクションカメラを実際にカメラを購入したことのあるダンサーの筆者が紹介したいと思います!
ダンス用アクションカメラの選び方
アクションカメラはお手頃な価格のものから高級なものまで幅広く販売されていますが、ここではそんなアクションカメラの選び方についてご紹介していきたいと思います。
この記事では、特に「ダンスを撮影する」というシーンにおけるカメラの選び方になりますので、ダンサーならではの要素などにも触れていきながら、あなたに最適なカメラを選ぶ方法をお伝えします。
解像度・映像の綺麗さ
アクションカメラを購入する際に絶対に確かめておきたいのが、そのカメラが撮影可能な「解像度」です。
解像度はそれぞれ、フルHDやフルハイビジョンの場合は「1,920×1,080」、2Kは「1,920×1,080」、4Kは「3,840×2,160」となっており、自身の目的に合わせた解像度の動画を撮影できるカメラを選ぶようにしましょう。
撮影できる動画の滑らかさ
ダンスの動画を撮影する際に、カクカクした動画だとあまり現実のダンスの動きを思うように表現できないですよね。
そこでダンサーにとってかなり重要となってくるのが、「フレームレート」と呼ばれる動画の滑らかさ示す要素です。
フレームレートは「FPS」で表され、カメラの説明欄に記載されているこのFPSという値が大きいほどより滑らかな動画を撮影することができます。
通常は「30fps」のものが多いですが、最近の高性能なものは全て「60fps」や「120fps」で撮影できるものがほとんどです。
上記の解像度と合わせて、最低でも「4K60fps」で撮影できるものを選べば間違いないと思います。
撮影が可能な長さ
野外で長時間ダンスを撮影する多いダンサーにとって重要なのが、アクションカメラの「撮影可能時間」です。
「電池がどの程度持つのか」と「連続でどれくらい撮影が出来るのか」という2つの点に注意しましょう。
撮影中に電池が切れてしまったり、重要なところで撮影が一時停止してしまわないように、用途に合わせて長時間撮影できるものを選ぶようにしましょう。
暗い場所でも綺麗に撮影できるか
ダンスシーンで利用する場合、夜の時間帯や深夜のイベントなどで利用するケースが考えられます。
一見、画質が良いカメラであっても、暗い場所を撮影しようとするとノイズが多くて綺麗に写らないというようなカメラもあるので、事前に暗闇でもある程度のクオリティで撮影が可能かを見ておく必要があります。
コストパフォーマンスが良い、格安アクションカメラなどは暗闇に弱いものが多いのでなるべく避けるようにしましょう。
撮影できる画角の広さ
ダンスする場所の背景やイベント会場全体を大きく撮影したいという方には、「画角」の広いカメラをおすすめします。
画角は「70°」などの角度で表され、値が大きければ大きいほど撮影する際に記録することができる範囲が広くなります。
アクションカメラは画角が広い方がより臨場感のある動画を撮影できるので、100°以上の大きな画角のものがおすすめです。
もっと広く撮影したいという方は360°撮影が可能な全天球タイプのものを選ぶと良いでしょう。
【メーカー別】ダンス用のおすすめアクションカメラ
ここまで、ダンス用アクションカメラの選び方について解説してきました。
ここからは実際にオススメするアクションカメラを「メーカー別」にご紹介していきますので、紹介したカメラの中からご自身の予算に合ったカメラを自由にお選びください。
GoPro
GoPro HERO9 Black
アクションカメラといえば「GoPro」というほど人気なGoProのアクションカメラシリーズの新作として話題の「GoPro HERO9 Black」。
これまでの4K・2.7K・1440p・1080pのビデオはもちろん、4Kを超えた鮮明な映像「5K ビデオ」を撮影することが可能です。
強力な手ぶれ補正や大型の背面タッチスクリーンで使いやすさはもちろん、最大240フレーム/秒の8倍スローモーションの撮影に対応しているなど、映像・使いやすさともに最高のアクションカメラです。
GoPro HERO8 Black
HERO9 Blackの前作にあたる「GoPro HERO8 Black」ですが、HERO9が発売された後も多くの方が購入している高性能なアクションカメラです。
目的に応じて最適な画角に設定ができ、狭角・歪みのないリニア・広角・SuperView(スーパービュー)の4つのレンズを選択することができます。
4K・2.7K・1440p・1080pの高画質で暗い夜の映像を綺麗に撮影できるなどダンサーも使いやすいカメラなので、HERO9は高くて手がでないという方は是非こちらのHERO8を購入してみて下さい。
GoPro MAX
GoProの今までのアクションカメラと少し変わってデザインが四角くコンパクトになった「GoPro MAX」。
Max HyperSmooth(マックス ハイパースムーズ)・Max TimeWarp(マックス タイムワープ)・Max SuperView(マックス スーパービュー)・シングルレンズ HERO・デュアルレンズ360度カメラをまとめて搭載しています。
360度映像が撮影できる他、6つの内蔵マイクによって360度オーディオや270度パノラマ写真も実現し、撮影シーンに合わせて広く便利に使うことができます。
GoProの映像比較
「HERO9」「HERO8」「HERO7」の比較
「HERO9」「MAX」の比較
DJI
DJI Pocket 2
こちらもアクションカメラで高品質なカメラを提供し続ける「DJI」のポケットサイズアクションカメラ「DJI Pocket 2」。
ポケットに入れて持ち運べて片手で簡単に撮影できるのに、手ブレが全くない鮮明な写真や動画が撮れるという優れものです。
「HDR動画」でカラフルに撮影することができる他、「4K60fps」で撮影が可能なため映像はもちろん綺麗。
「64MP写真モード」を利用して鮮明な8倍ズーム撮影をすることもできます。
DJI Osmo Pocket
「DJI Pocket 2」の前作である「DJI Osmo Pocket」は同じくポケットサイズで片手で撮影できるアクションカメラ。
手ぶれ補正の機能や鮮明な4K撮影などはこちらもバッチリで、Pocket 2よりも安価に購入できるのが魅力。
しばしばGoProのアクションカメラと比較されますが、こちらも負けず劣らずの優秀なカメラで、発売後は中国の企業にすぐに参考にされて類似品を発売されるなど話題を集めました。
DJI Osmo Action
DJIによるGoProのようなスクエア型の小型アクションカメラで値段も比較的安価になった「DJI Osmo Action」。
アクションシーンに特化して設計されており、RockSteady(ロックステディ)という機能により強化された手ぶれ補正で撮影者の動きの激しさに関係なく安定した映像を撮影することが可能となっています。
4K動画や8倍スローモーションにも対応、現在のところ中古などであまり流通していないため手に入りづらいかもしれません。
DJIの映像比較
「DJI Pocket 2」「DJI Osmo Pocket」の比較
「DJI Pocket 2」「DJI Osmo Action」の比較
Insta360
Insta360 ONE R ツイン版
中国・深圳発のカメラブランド「Insta360」による、2つの小型カメラをくっ付けて使うのが特徴的なアクションカメラ「Insta360 ONE R ツイン版」。
360度撮影と4K広角撮影にそれぞれ切り替えて撮影することが可能で、360度撮影では超高画質「5.7K」による360度撮影ができるという画期的なアクションカメラ。
専用の「ONE Rアプリ」を利用することで撮影後の編集作業も簡単になるなどハイスペックな一台です。
Insta360 ONE Rには今回ご紹介したツイン版以外にも1インチ版などがあるので少し紛らわしいです。
Insta360 ONE X2
前モデルの「Insta360 ONE X」から大きな進化を遂げ、リモコンのようなコンパクトなサイズが使いやすい「Insta360 ONE X2」。
両面にレンズが取り付けられた「デュアルレンズ」により「Insta360 ONE R ツイン版」と同じく「5.7Kの360度撮影」が可能で、本体の真ん中部分にスクリーンがあるデザインが特徴的。
「ステディカムモード」によって単独のレンズで綺麗に手ブレ補正され、非に安定した広角映像を撮影することができます。
Insta360 GO 2
前モデルの「Insta360 GO」から手ブレ補正や防水性などが向上し、バッテリー性能も搭載した超小型のアクションカメラ「Insta360 GO 2」。
GO 2の充電ケースは、充電・リモコン・三脚の三役こなすことができるなど使いやすさに徹底的にこだわったアクションカメラ。
アクセサリーとして付けたりすることも可能で、その扱い安さからダンスだけでなく日常でも幅広く利用したいという方におすすめです。
Insta360の映像比較
「Insta360 GO 2」「Insta360 ONE X2」の比較
「Insta360 ONE R ツイン版」「Insta360 ONE R 1インチ版」「GoPro HERO8 Black」「DJI Osmo Action」の比較
SONY
FDR-X3000 / FDR-X3000R
日本の大手メーカーSONYによる4Kが撮影できブレにも強いアクションカメラ「FDR-X3000」。
「FDR-X3000」と「FDR-X3000R」の違いは「ライブビューリモコンキット」が付いているかどうかで、「FDR-X3000R」には離れた場所にあるカメラを手元で自由に操作できる「ライブビューリモコン」が付いています。
「空間光学手ブレ補正」によりハイスピード撮影でもブレをしっかりと補正、4K映像を30p/100Mbpsで撮影できるなど臨場感にあふれた映像撮影が可能となっています。
SONYの映像比較
「FDR-X3000」「GoPro HERO9 Black」の比較
【まとめ】高画質なアクションカメラでダンスをバッチリ記録に残す!
いかがでしたでしょうか。今回は、ダンスシーンにおすすめのアクションカメラやその選び方についてご紹介しました。
アクションカメラはどれも少し高額で、どうしても格安アクションカメラに手を出してしまいそうになると思いますが、アクションカメラはそれぞれ性能や撮影できる映像にかなり差がありますし、一度購入すると長く使うことができるので、しっかりとしたカメラを選ぶようにしましょう。
本記事を最後までご覧いただき、ありがとうございました。