皆さんは、「シカゴフットワーク」というダンスジャンルを知っていますか。
シカゴフットワークについて聞き馴染みがない人も多いはず。
今回は、近年人気が上昇してきているダンスジャンルの一つ「シカゴフットワーク」について紹介します。
シカゴフットワークの歴史やオススメの曲についても紹介していくので、ぜひこの機会にシカゴフットワークについて知ってみてください。
シカゴフットワークとは
シカゴフットワークとは、比較的新しいダンスジャンルの一つです。
テンポが速い音楽で踊るのが大きな特徴で、BPM160以上で踊ることが多いためキレや瞬発力が必要になります。
ハウスダンスのようにステップが中心であるのもシカゴフットワークの特徴の一つです。
日本では、まだ比較的新しいジャンルという認識をされていますが、GENERATIONSの小森隼さんやEXILEの振り付けに用いられる影響もあり注目度は年々増してきているジャンルです。
そんなシカゴフットワークですが、浸透段階である日本でレッスンをしているところも少ないため初心者が学ぶのは少し難しいのが現状となっています。
シカゴフットワークの歴史
「ジューク・フットワーク」というダンスミュージックに合わせて踊るジャンルですが、ジューク・ミュージックの元をたどっていくとシカゴハウスにまで遡ります。
シカゴハウスは、ハウスやテクノの発展に大きな影響を与えた音楽ジャンルです。
そのシカゴハウスに、マイアミ系のベースミュージックでもある「マイアミ・ベース」と混ざり合い、シカゴのゲットーシーンの下地がある中で「ゲットーハウス」に進化していきます。
ゲットーハウスの段階で既にBPMが速かったり、複雑なリズム構成を特徴としていましたが
それらがさらに発展し、どんどん高速化されていきました。
最終的に、シカゴフットワークの特徴の一つであるBPM160以上にまで成長し、「ジューク」と呼ばれるようになりました。
そしてゲットーハウスからジュークと進化し、進化と共にどんどん発展を遂げていったのが「シカゴ・フットワーク」なのです。
シカゴフットワークのステップの種類
Erk&Jerk(アークアンドジャーク)
左右に足を蹴り出すような動きが特徴的なステップです。
大きくダイナミックな動きが特徴で、シカゴフットワークの代表的なステップとして
認識されていることが多いのではないでしょうか。
Dribbles(ドリブルズ)
シカゴフットワークならではの高速ステップです。
高速でステップを踏むため、速さについていくのが初めは難しいかもしれません。
しかし、ホップを保ちながら素早く動かせればとてもかっこいいステップの一つです。
Running Mans(ランニングマンズ)
ヒップホップダンスにも同名のステップが存在しますが、
シカゴフットワークのランニングマンズは、少し異なる動きをしています。
前後に脚を開くステップですが、足の動きや開きをしっかり見せることができればかっこよく見せれるステップです!
オススメの練習曲
シカゴフットワークのダンスミュージックはBPMが160以上ととても速いのが特徴です。
そのため、これからダンスを始める人にとっては踊るのが難しく感じるかもしれません。
もちろんシカゴフットワークを練習する上で、必ず決まった曲で踊らなければいけないということはありません。しかし、シカゴフットワークを知る上でよく聴かれる音楽を知っておくと良いでしょう。
今回紹介するダンスミュージック以外にもたくさんの音楽があります。
ぜひご自分で様々なダンスミュージックを調べて聴いてみてください。
DJ Spinn& DJ Rashad
DJ Rashad – liiiiii Hiiiiiii
シカゴフットワークを得意とするアーティスト
シカゴフットワークは、日本でまだ新しいダンスジャンルと認識されていますが、年々注目度が増してきています。
そのきっかけとなっているのが、GENERATIONS from EXILE TRIBEに所属している小森隼さんです。
小森さんは、シカゴフットワークのダンスチーム「クリエイション」に所属しており、
日本人で初めて加入が認められたメンバーと言われています。
そんな小森隼さんは足技では日本一と称されているのです。
「ALRIGHT!ALRIGHT!」のMVでは足に火を纏った状態で踊る小森隼さんの見事な足捌きを見ることができるのでぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?
有名なダンスチーム
シカゴフットワークでの有名なダンスチームを紹介します。
今回紹介するチームは以下の3チームです。
- ハヴォック
- ジ・エラ
- クリエイション
シカゴフットワークは、日本でも知名度がどんどん上昇しているダンスジャンルであり、
日本人が活躍されているチームもあります。
ハヴォック
まず一つ目に紹介するのは、マドンナのバックダンサーを筆頭に数々の実績を残し、
現地シカゴでもリスペクトされている有名チームです。
日本人で初めてシカゴのクルーに入った「TAKUYA」さんが在籍しています。
ジ・エラ
ジ・エラは音楽現場主義をモットーにしているダンスチームで、
これまでになかったダンススタイルを確立させようとしているクルーです。
ジ・エラには、日本ジュール黎明期からフロアを盛り上げていた「WEEZY」が所属しています。
クリエイション
シカゴフットワークのワークショップやショーケース、ダンスレッスンなど普及活動を積極的に行っているダンスチームです。
GENERATIONS from EXILE TRIBEに所属している小森隼さんも所属しています。
クリエイションは、現在はシカゴを離れ、ロサンゼルスを拠点として活動されているのです。
シカゴフットワークのダンス動画
シカゴフットワークについて、様々な説明をしてきましたが
実際にどのようなダンスであるのか動画を観てみましょう。
BPM 160以上と速い音楽やキレのあるステップに注目してぜひご覧ください!
クラブステップを応用したステップを高速で行っているのが分かるのではないでしょうか。
シカゴフットワークを習得すれば、他のジャンルでも高速フットワークを活かすことができるので非常にオススメです。
セッションやダンスバトルのように、踊りあうのもシカゴフットワークの見所の一つです。
高速でステップを踏む中でそれぞれが音の取り方の個性や上半身のシルエットなどに注目してみるのも面白いですよ!
まとめ
いかがでしょうか。
今回はシカゴフットワークの歴史や音楽について紹介しました。
シカゴフットワークは、BPM160以上の音楽でキレのある高速ステップを踏むダンスジャンルです。
まだまだ認知度が低いダンスジャンルではありますが、日本でも徐々に浸透されてきているため人気が上昇してきているダンスジャンルになっています。
ぜひ興味があれば、シカゴフットワークについて知っていただき、挑戦していただけたらと思います。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。