「しばらくダンスをしているが最近中々上達しない…」
ダンスをしばらく続けていると、こんな悩みにぶち当たるかもしれません。
筆者自身ダンスを何年か続けていて、何度も最近あまり上達しないという状況に直面しました。
今回はそんなダンスが上手くなりたい、スランプを克服したいと考えている皆さんのために、
筆者の経験や知り合いのダンサーへの調査から、上達しないときに試してみたい改善ポイントをいくつか紹介していきたいと思います!
初心者が上達する方法について知りたい方はこちらを参考にしてみてください
すぐにできる行動編
まずは行動編ということで、今すぐ試すことができる具体的な方法をいくつかご紹介したいと思います。
「そんな方法知ってるよ!」と思っていることでも、改めて試してみると意外な発見を得ることができるかもしれないので、上達できなくて困っている今のうちに様々な方法を試してみてください。
新しい基礎練習をしてみる
ダンス上達の一番の近道は地道な基礎の練習です。
最近あまり上達しないと思っている方、基礎練習があまりできていなかったり、同じ練習ばかりをしてしまっていたり、練習も何も意識せずにしてしまったりしてはいないでしょうか?
ダンスの基礎にもいろいろなものがあり、人によって得意不得意も異なります。
手っ取り早く上達を感じたいのであれば、何か新しい基礎練習を人から教わったり、動画で見つけたり、自分で考え出してみると新しい発見や感覚があるかもしれません。
振り・ルーティンを作ってみる
自分で新しく振りやルーティンなどを作ってみるというのも上達に悩んでいるときには効果的です。
新しい振りやルーティンを作ると自分の中で良く使うムーヴなどの自分自身のダンスの「クセ」を見つけることができます。
「自分はこういう動きが多いな」という気づきを得ることができるので、そこから新しい動きにチャレンジしたり、クセを無くしたり活かしたりして、自分のダンスを効率よく改善することができます。
また、最終的に作ってみたものを実際に音楽に合わせて踊っているのを動画に収めて後で見直してみることで、更に効率よくダンスの上達ができるかもしれません。
ダンス動画をたくさん見る
スランプの時などに意外とオススメなのがこのダンス動画を見るという方法。
ダンスは基本的にアウトプットが多めなのでインプットしようと思うとレッスンに行くなど手段が限られていますが、最近はYoutubeなどの動画サービスにも多くのダンス動画が投稿されるようになってきました。
ダンスショーケースやダンスバトルなどの動画はもちろん、技などを解説した解説動画も少しずつ登場してきているので、上達したい方はぜひこういった動画コンテンツで新しい技や練習を見つけてみると良いと思います。
鏡を見ないで練習する
ダンススタジオや自宅など、いつも鏡のある場所で踊っているという方にオススメなのが鏡を見ないで踊るということ。
どうしても鏡を見たいという気持ちも分かりますが、鏡を見て踊るということは自分のダンスを見ることに集中してしまい、実はダンスでとても重要な表現をするということに集中できていない状態です。
自由に踊ったり表現したりと、本当の意味で体を使って表現をするためにも鏡を見ずにダンスをしてみるということに挑戦してみると更に上達できるはずです。
合わせて鏡を見ずに即興などのフリーで踊る練習もしてみると新しい気づきがあると思います。
即興で踊るのが苦手という方はこちらの記事を参考にしてみてください
マインドセット編
ここまで、具体的に試すことのできる行動についてご紹介してきましたがここからは重要な心構え編ということで、改善してみると上達に大きく繋がる可能性の大きいマインドセットについて紹介したいと思います。
マインドセットはダンスおいて自分自身のスタンスを決めるとても重要な要素ですのでぜひ最後までご覧ください。
自分のダンスに大きな自信を持つ
ダンスでとても重要だが実はとても難しいのがこの「自信を持つ」ということ。
自分を表現するものである以上、自信の無さや緊張などのマイナスの感情は必ずダンスを見ているオーディエンスに伝わります。
普段から自分のルックスや性格などの全ての要素に自信を持つ必要はありません
意識するべきなのは、「私がダンスをしているときは、自分が一番なんだ!」とダンスに自信を持つこと。
「何が一番なの?」「何が凄いの?」などの根拠を持つ必要は一切ありません、謎の自信で全く問題ありません。
重要なことは、自信があると新しい挑戦ができるということ。
上達するのに新しい挑戦は欠かせません。
自分のダンスに自信を持ってダンスをしていれば、よりアグレッシブに新しい挑戦ができ、その少し挑戦の積み重ねがあなたのダンスの上達に間違いなく繋がります。
自信はオーディエンスに伝わる
また、あなたが一番だと思ってダンスをすれば見ている人にもその自信などのプラスの感情が伝わります。
「自分が一番だ」とずっと言っている人がいると周りの人も「あいつは凄いのかもしれない」と思ってくることがあるように、人間は共感する生き物です。
自信たっぷりで踊るダンサーを見たとき、そのダンスを見ている人たちは、「この人楽しそうだな」「何かわからないけど面白い」などのプラスの感情を自然に受け取るようになるので、自信はダンスを見せる上でも非常に重要なんです。
音楽を好きになる
上達しないと思ったときに試して欲しいのが、「いろいろな音楽を聴いて、そしてその音楽を好きになること」です。
普段聴く音楽や好きな音楽の幅が広がると、それだけ自分自身が多くのインスピレーションを受け取ることができるので、表現の引き出しが多くなります。
特に普段HIPHOPを聴いている人がJAZZを聞いてみたり、POPSを聴く人がクラブミュージックを聞いてみたりすると最初は耳馴染みのない感覚に受け入れづらさを感じるかもしれません。
しかしそれは、これらの苦手なジャンルの持つ良さを理解する感性がまだ自分にはないということ。
苦手な音楽や普段聴かないような音楽をあえて聴いて、そして理解することで音楽家としての感性が磨かれて、ダンサーとしての表現の幅が広がるので、ぜひ挑戦してみることをお勧めします。
ダンスの様々なジャンルを経験する
自分の体一つで表現するという特性を持つ以上、ダンスにはジャンル問わず様々な共通点が必ずあります。
他のジャンルのダンスを観てみたり体験してみたりすることで、そのジャンルが持つ面白さや自分のダンスとの共通点に気付いたり、そのジャンルのバックグラウンドや価値観を学ぶことができます。
ジャンルによっては、似たような背景を持っていたり、似たような体の使い方をするジャンルなども実は多くあります。
新しい気づきを得たりダンスについての価値観が広がるほど、自分が表現するできる幅が広がるというのはここまでで何度もご説明してきた通りです。
身近に他のジャンルのダンスをしている人がいれば、ぜひ積極的に触れて体験してみると新たな上達のきっかけになるかもしれません。
【まとめ】ダンスが早く上達するために…
いかがでしたでしょうか。今回は、ダンスが上達しないときに試してみて欲しいことについてご紹介しました。
最後まで読んでいただいた方ならもう気付いていると思いますが、今回の内容で共通して言いたいことは「スランプの時こそ新しいことやものに触れよ!」ということです。
新たな気づきや学びがあなた自身の感性や価値観をより豊かなものにし、あなたの表現力を新しいステージへと引き上げてくれます。
あまり難しく考えずに、”自分の経験を増やす“というような感覚で、騙されたと思って今回ご紹介した内容を試してみてください。
自分自身の経験や多くのダンサーの方に聞いたりしたことをもとに今回の記事を執筆させていただきましたが、今回の記事が少しでもダンサーの皆さんのお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!